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一方、このような特徴を実現するためには、
スコープによるアドレスの曖昧性を解決し、複数のアドレスを
効果的に、また効率よく管理する必要がある。
本論文では、これらの課題を解決するために、IPv6アドレス体系
における重要な特徴であるスコープの概念に注目し、
リンクローカルスコープにおける通信のモデルと、
ローカルアドレスのスコープゾーン外への流出が経路制御に与える
課題を考察する。
次に、これらの議論をIPv6アドレスに関する研究課題について、
具体的に以下の4点に対して適用する。
本論文ではまた、BSD系システム上での提案方式の実装について述べる。
その上で、実運用ネットワークにおける実証試験や、実機による
性能評価を通じて、提案方式とその実装の有効性を示す。
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科
MAUI Project
博士論文
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学位取得年度
2003年度
氏名
神明 達哉 (JINMEI, Tatsuya)
論文題目
次世代インターネットのアドレス管理手法に関する研究
論文要旨
IPv6では、各アドレスが有効範囲(スコープ)を持ち、
また複数のアドレスを用途に応じて使い分けられる。
これを背景として、マルチキャストや移動環境
といった新しい応用技術が実現される。
連絡先
本文が必要な場合は下記までご連絡ください。
神明 達哉 (jinmei@isl.rdc.toshiba.co.jp)
Copyright 2000, MAUI Project
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