[ English | Japanese ]
ピア間で利用できる補完通貨は、インターネット上の利己的なピア同士の交換を促進し、持続性のある関係を構築するための強力なツールとなり得る。
i-WAT は、そのような通貨となるべく、多中心的な補完通貨として実際に利用されているワットシステムに基づいて著者が提案している通貨システムである。ワットシステムでは、参加者は、その価値が信用の連鎖により担保されている、ワット券と呼ばれる交換媒体を用いる。参加者は、必要に応じて自発的に券を振り出し、それを流通させることができる。i-WAT は、この券を、OpenPGP により署名されたメッセージの交換により、電子的に実現する。
この研究は以下により、インターネット上での参加者間の良好な関係の構築と維持に貢献する:
著者は、2004年6月より i-WAT を実用化し、実際に運用している。
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科
MAUI Project
博士論文
Back to Index Page
学位取得年度
2005年度
氏名
斉藤 賢爾 (SAITO, Kenji)
論文題目
i-WAT: The Internet WAT System - An Architecture for Maintaining Trust and Facilitating Peer-to-Peer Barter Relationships -
(i-WAT: インターネット・ワットシステム - 信用を維持し、ピア間のバーター 取引を容易にするアーキテクチャ - )
論文要旨
連絡先
本文が必要な場合は下記までご連絡ください。
斉藤 賢爾
(ks91@sfc.wide.ad.jp )
Copyright 2000, MAUI Project
Last update: